FR-08P浮上テスト

 FR-08P初号機に動力系統の組み込みが完了したので室内での動力浮上試験を行いました.初号機ではモーターやECS、フライトコントローラーは3.5インチクラスのFPVドローンなどで使用可能な汎用品を使用しています.試験は重量は増えますが安全のため、鎖によるカテナリーを使用した緩係留を行って行われています.


動画は約10分間の安定した連続ホバリングに無事成功した際のものです.動画で大きく動いているのは舵を入力して振っています.わずかに流れるのを手で修正舵を入力していますがレーザーレンジファインダーを搭載しているのでそのアシストで高度維持がほぼ自動で行われホバリングの操縦は手放しに近く、非常に簡単です.引き続き他のセンサー類の設定や調整作業を継続していく予定となっています.



約10分間のホバリング中、サーマルカメラでも撮影していました.モーターを含めて各所の温度は終始40度を超えず、余裕のある動力浮上となっているようです.